全国脊髄損傷者連合会 山形県支部 脊損山形

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☆SAKIの子育て日記 4 ☆

2011/6

《 第4回 》 (平成23年6月 )

皆様お変わりありませんか?
またまた前回の日記から半年以上も経ってしまいました…(^_^;)

3月に3歳になった息子は、春から年少組になり毎日元気いっぱいに保育所へ通っています。この半年で成長したな~と思うのは“トイレ”。自分でちゃっちゃとトイレに入り「付いて来ないで」と言うと鍵をかけて用を足し、得意気な顔で戻ってくる(^^)v
ひとつずつ成長していく息子。私が手を貸すことと息子の手を借りること、どっちが多いのか…考えさせられる程だという事も成長の証ですね。

 

4月某日
≪保育所入所式≫
息子の通う保育所は在所児童も毎年入所式を行うので、保護者も毎年出席します。
2年目以降の児童の場合、大抵は母親一人での参加。私の場合、保育所の駐車場から室内に入るまでは誰かの手を借りないと無理だった…のだが、今年は春休みの期間中に駐車場がコンクリートになり、さらに立派なスロープまで施工してもらえた。これで息子の発熱やじんましんなど、急な迎えが必要なときも私が行けるようになった。
やっぱり少しでも他のママたちみたいにしたい、行きたい気持ちが強かったから、とても嬉しい事でした(^O^)

5月某日
≪夢の国≫
半年前から予約して私が一番楽しみにしていた場所♪
東京ディズニーリゾート\(^o^)/ 
車椅子で初めて行ったときには待ち時間や行列・ 移動やトイレ、色んな事が不安だったけど、今回で 3回目ともなると勝手がわかっているから息子と どう楽しむか!そのことばかり考えてプランを決めた。移動は息子が私の膝の上に乗り、 旦那さんが車椅子を押すといういつものパターン。膝の上で「ミッキー!ミニー!」とはしゃぐ息子に負けまいと、私も必死に手を振って猛アピール。車椅子だとキャラクターがやさしい!私はこんな定義を発見した。普通はパークの中を歩いているキャラクターと写真を撮るのも一苦労だけど、キャラクターの方から歩み寄って来てくる気がするのは私だけかな(^。^)なにはともあれ、おかげで貴重なキャラクターショットがたくさん収められた。あとこれは今回初めて発見したことだったけど、もし車椅子や小さな子供を連れて行く場合、少し高いがディズニーホテル(3つ)がおススメ。それはパーク内で買ったものをホテルの部屋まで運んでくれるサービスがあるから。すごく便利だな~とつくづく感じた。行けることなら毎年行きたい…夢の国バンザイ♪

≪かかりつけ医≫
今まで自分だけだったら県中病院や寒河江市立病院など車椅子のまま行けるというのが第一の条件で通っていたけど、息子が生まれて医者選びも変わってきた。1歳位までは車椅子のまま行ける山形の小児科にお世話になっていたけど、自宅から30分以上かかってしまう。予防接種や定期健診ならそれでもいいが、急病の場合は一分でも一秒でも早く連れて行ってあげたいと思うようになった。そこで市内や隣町の医院を見て回り、一段の段差はあるが一番お世話になる小児科を見つけた。抱っこしながらの移動しなくてはいけない時期が過ぎ、息子が一人で車の乗り降りが出来るようになったから選べた医院だった。何の病気もせずに大きくなってほしいけど、そういう訳にもいかないのが現実。皮膚科・耳鼻科・眼科、最近では市内や隣町にもバリアフリーの医院が出来てきて、車椅子で行けるのが条件に変わりはないが選べるようになってきた。
今では「医者行こう」と言うと100%『イヤ!』という答えが返って来て、連れていくまでが一苦労だけど、母親の私が付き添いたいという希望が叶うようになり、また一歩母親としての自信を持てるようになりました。

≪子どもたちの問いかけ≫
先日、保護者総会があり保育所に行く機会がありました。
新しいお友だちや先生と遊ぶ姿や生活が見られるので、親としても楽しみな時間なのですが、そこで一人の女の子が『なんで車いすにのってるの?』と声をかけてきました。
3歳児に返す答えと言葉をとっさに考え「○○ちゃんみたいに歩けなくなっちゃったの」と答えたら「なんで?」「どうして?」と永遠の質問攻撃!今、息子もですが質問大王です。色んな事や他の人にも興味が出てきている成長の証ですが、さすがに困ってしまいます。その日は5歳児の子どもからも同じ質問を受けました。
皆さんはそんなとき何て説明しますか?
先日、息子も「ママはなんでイスにすわってるの?」と聞いてきました。いつかはこういう日が来ると想像はしていましたが、突然問われると答えを焦ってしまいます。一度や二度ではなく、問われる度に教えていきたい。そしていつか理解してくれるだろう日がくるまで。ただ、私が直接問われるのは全く気にしないが、息子にもその質問がなされる事もあるんだろうなと思うと少し申し訳なく思ってしまう。
これから乗り越える、私たち親子の山です。いつか「乗り越えました!」と皆さんに報告したいものです(*^_^*)

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。