全国脊髄損傷者連合会 山形県支部 脊損山形

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☆SAKIの子育て日記 3 ☆

2010/10

《 第3回 》 (平成22年10月 )

ご無沙汰しています。前回の日記から半年以上も経ってしまいました…(^_^;)

長文での日記がなかなかうまく書けないので、これからは本当に日記のような短文で書いていきたいと思います。

【自己紹介】
頚髄損傷(C6 不全麻痺)年齢12年
車椅子(室内NISSIN、屋外OX)とロフストランドクラッチで生活
旦那様と息子(2歳7カ月)の3人家族



私と二人での行動や遊びでは、どうしても制限がある。しかも外で遊ぶ時の道路への飛び出しが危険で、4年保育は少しかわいそうかな…という気持ちもあったけど、春から息子は地元の市立保育園に通園(8:15~15:45)送迎も保育園バスがあるので助かります。そして息子を送り出した私は、朝の片づけ・掃除・洗濯を一通り済ませるとコーヒータイムが取れる生活を手に入れました(*^^)v

息子が生まれてから、一人でゆっくり行った事のなかったショッピング・友だちと語らいの時間、そして手つかずだった子ども部屋の片づけ…この半年で随分と余裕が出来てきました。

息子は息子で、保育園の生活から集団行動のルールやお友だちとの遊び方、体を動かすお遊戯や歌、色んな事を学んでくるのでとても成長したように感じます。

結果オーライって事でいいんじゃないかな~なんて良い方向に解釈しています。



・9月25日

≪初めての運動会≫

前日までの雨で少しぬかるみがあって、キャスターが食い込んで操縦しにくい。未満児組の競技は、プログラムの前半のみ。がしかし、入場行進からエビ反りの大抵抗((+_+)) 楽しそうに踊るんだろうな~なんていう母の期待は幻となり、遠くで見守る私の元へ泣きながら猛ダッシュ。

他のママたちのように、隣で一緒に踊れたら泣かせずに済んだのかな…と。

そんな母の下降気味な気持ちを察してか!?かけっこはニコニコで1等賞。ホッと胸をなでおろした、ほろ苦デビューの運動会でした。



・10月9日

≪回覧板≫

夕方、回覧板持っていこうと外へでた。

家の前のスロープを、息子が押しながら一気に下りる。道路に出る前に、私の膝の上にしっかりと座って「レッツゴー!オゥ!」と右手を高く上げ出発。我が家の脇を通る道路は、交通量が田舎なりに多いのに狭い。車同士すれ違うのがやっとで歩道もない。したがって、私が歩く(?)すぐそばを車が過ぎていく。はっきり言って、近所に出歩くのでさえ一苦労。話は戻って、ご近所さんの家は玄関に2段ほどの階段がある。そこで息子に「お願いね」と言うと、回覧板を小脇に抱えて階段を上がり、戸を開けて「こんにちはー」…しっかりと渡し“おりこうだねぇ”と声をかけてもらって満足げに戻ってくるその顔が私にはとても頼もしく見える。



・10月17日

≪芋煮会≫

チェリーランドで友人たちとの芋煮会。(チェリーランドの芋煮広場はU字溝や水洗場があってGood。もちろんOKトイレも有り)

以前なら一瞬たりとも目が離せなかったが、小学1,2年生のお姉ちゃんや同じ歳の子たち同士で遊べるようになってる。そのおかげで、親たちはゆっくり食べる事ができた。やっぱり、山形の秋は“芋煮会”だべ(^◇^)



・10月21日

≪お買い物≫

いつもより早く保育園から帰宅。昼寝後に二人で買い物。

今までは、パパかおばあちゃんが一緒じゃないと無理だったスーパー…駐車場ではしっかりと膝の上に座り、店内に入ると「持ってける」と自分の体よりも大きいカゴを持って歩き出し、中身が増えてきて重くなってきたカゴを私に預けて、今度は「押してける」と車椅子を後ろから押して進む、別人のような成長した息子。いつの間に二人で買い物が出来るようになっていたんだろう。

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