全国脊髄損傷者連合会 山形県支部 脊損山形

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平成22年度 東北ブロック
支援相談員(ピアサポート)研修会報告

支部長  小林光雄

 22年度の《東北ブロックピアサポート研修会》は山形県支部が担当し、10月16日土曜日、山形県支部で総会や各種行事で使用している『山形県身体障害者保養所 東紅苑』で行なわれました。

 年度当初の役員会で、研修会には頸損重度障害を持ちながらも【障害者制度改革推進会議】の委員や各種委員、役員を精力的にこなされている、連合会本部の大濱副理事長を講師に迎えることに決まり、数回の役員会を経て当日を迎えました。

 事前参加申込みでの研修会参加者は、東北各県支部から26名、県内会員と付添いが34名の60名があり、当日は定刻午後1時30分、山形県支部広報部長後藤さんの進行で始まりました。

 事務局長、高橋さんの開会宣言に続き、担当支部長小林の挨拶と小森ブロック長さんの主催者挨拶の後に大濱さんの講演が始まりました。

担当支部挨拶(小林光雄 山形県支部長) 主催者挨拶(小森一昭 東北ブロック長)

 大濱さんには2つの演題で講演をお願いしてありましたが、会場に到着されてから次第を変更し『障害者制度改革推進会議《福祉部会》の動向について』を先に講演して頂きました。

講師(大濱 眞 氏 )  講師(大濱 眞 氏 )

 大濱さんが特に強調されたのが、当日資料としても準備した推進会議の(第1次意見)でした。(下記HPから見られます)
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/kaikaku.html#kaigi
 
「資料をただ見ただけでは、皆さんに理解して頂けない!」と言う大濱さんの思いから、会場の皆さんに読んで頂きました。
 資料は30数ページもあり、文書慣れしていない人には苦痛な部分もありましたが、内容は我々障害を持っている人たちに直結することなので、推進会議の動向を知る上で貴重な講演でした。

 研修会の第2講は山形県支部のピアサポート委員長で、福祉関係の会社を経営している、近藤敏明さんに自身の体験を話して頂き、後半には近藤さんから実際ピアサポートを受けられた後藤さんが体験談を話されました。

講師 (近藤敏明 氏) 体験発表 (後藤 修 氏)

 第3講は『重度障害者の社会参加と自立生活するための方法について』と題し、重度障害者であっても施設や家族に頼るだけでなく、希望すれば「自立した生活が出来る」ことを、スライドを使って話して頂きました。

研修会参加者 研修会参加者

《懇親、交流会》

 研修会終了後、同じ会場で交流懇親会を行ないました。
 懇親会には講師の大濱さん、介助の谷本さん始め、東北各県から参加頂いた皆さんと、山形県支部の会員さんが参加され、23年度研修会開催予定の秋田県支部長でブロック長である小森さんの乾杯で和やかに始まりました。