全国脊髄損傷者連合会 山形県支部 脊損山形

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頸損部活動報告

押切圭子

 昨年度から山形県支部頸損部で、始めたZOOMミーティングですが、その様子を沖縄県支部長さんが目に留めてくださり、交流しようと話を持ち掛けられました。

 沖縄の皆さんは、スポーツを介して参集しているため、平均年齢も若く、積極的な方ばかりで、呼びかければ多人数の参加が見込まれるとのこと。

 開催された4月14日は、山形県支部の実情に合わせていただき、支部長仲根 建作さんの巧みなコーディネートのもと上里一之さん、宮城幸春さん、大城昌彦さんが参加してくださいました。

 桜の品種も気温も違う土地の者同士が、それぞれ置かれた環境や制度の状況を伝え合ったり、観光面での紹介をする場としてとても有効でした。

 とりわけ、ITを活用して、仕事や趣味に向き合うアグレッシブな姿勢には驚きと敬意をもってうかがいました。

 当然、どこにいても頸損者として向き合う課題は共通です。

 ヘルパー利用時間や65歳問題など、迫りくる諸事情は多岐にわたっています。

 が、それらをクリアしていく逞しさを強く楽しく持つことが肝心だと学びました。

 今回は、特別ゲストに本部の大濱代表理事と安藤事務局長もいらしてくださり、数歩先を行く首都圏の現状に刺激を受けました。

 地域格差を知らずに現状に満足している人は数知れないと思います。

 多角的に情報を収集して、自ら改革の声を発することが、やがてすべての社会福祉の発展に通じるでしょう。

 時折聞こえる沖縄訛りの穏やかな口調に、バケーション気分が高まり、南の地へ思いをはせました。

 この世情ならではの交流に、価値を見た取り組みでした。

 参加された皆さん、ありがとうございました。