全国脊髄損傷者連合会 山形県支部 脊損山形

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令和2年度 頸損部活動報告

 今年度は趣向を一変して新たなチャレンジ!阿部憲史頸損部長の音頭のもと、『Webミーティング』を行いました。

 これまでは年に一度の昼食会が恒例でしたが、それが叶わない現状をクリアするためには、リモート活用が最善の策です。取り組み方も操作も手探りからのスタートでしたが、ZOOMのシステムを利用して1月から3月まで計3回開催いたしました。

 参加者は、熟練者も初心者もおり、事前に何度か練習を重ねることによって、スムーズな会合が実現しました。お互いの近況報告から始まり、コロナ禍でのステイホームのコツ、各々の趣味や特技の披露、通院やリハビリの実態、テクノロジーを駆使した生活の工夫等々、画面越しとはいえ、会員同士が顔を合わせて、声を届け合う機会を楽しみました。それぞれが自宅に居ながら交流を図ることができ、大いなる価値を感じました。

 一方、開催を知らせるために全員にコンタクトを取る中で、頸損者特有の苦悩が浮き彫りになったことも特筆すべき点です。不自由な身体での一人暮らしや、介護サポートを利用されてない方、家族への遠慮を感じている方、通信手段はあっても手指が使えずあきらめている方…。中には、残念ながら電話もつながらない方もおられました。

 孤立、孤独が社会問題となっている昨今、それぞれが求めていることに、どう応え、寄り添っていくのかがカギになっていると思います。山形県支部の頸損部会員がわずかなつながりの中で幸せや喜びを感じていただけたらと願っています。

 Webミーティングは令和3年度も継続してまいります。参加ご希望の際は、是非ご一報ください。

 

開催日程:毎月第2水曜日 12時30分から60分程度

押切圭子(090-6220-1939)