全国脊髄損傷者連合会 山形県支部 脊損山形

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「わかり合える仲間っていいな・・・」~26年度置賜地区の集い~

押切圭子

 10月25日土曜日、長井市のタスパークホテル レストランシャロアを会場に置賜地区の集いを開催しました。この日は、当地で駅伝大会や医学学会が行われていて、町中が大いに賑わっていました。


 

 

 紅葉も絶好調の秋晴れに、集まった会員は池田雄一さん、大滝ヤスさん、鈴木敏一さん、押切圭子、大滝さんのご主人、鈴木さんの介助改めパートナーの和田さん、そして遠路はるばる晴れ男の小林光雄支部長 合計7名のこじんまりとした会合でした。



 いつもより人数が少なくて寂しいかなと思ったのも束の間、全員が同じ話題で盛り上がれる快感で、時の経つのも忘れるほどでした。車椅子生活者が避けることのできない身体の変形や痛みを少しでも和らげる方法、体重管理の困難さ、いかに楽しく趣味を充実させるか、補助具の活用術、家族とのかかわり、ハワイのバリアフリーなどなど、盛り沢山でした。



 こうしてじっくりしゃべってみると意外にも、受けられるべき制度の恩恵を受けていない方がいることが判明。実は、知らないのではなくて、知る術を知らないのです。日本の福祉は申請社会…とは誰もが理解していますが、自分にとって何が不足しているかなんてわからないのかもしれません。でも、当事者同士の何げない雑談の中で、自分に置き換えたり疑問に思うことが大きなきっかけとなって、これからの生活レベル向上につながるはずです。長い脊損人生で、掴んだものや見出したものは一人一人にとって宝物です。それをお互いにおすそ分けして話し合ってみると、目からうろこの情報が得られるのだと思います。かけがえのない仲間たちと心置きなく話し合えることに感謝します。





 おいしいランチと、支部長提供の『甲州』ぶどうを堪能し、「家に閉じこもってないでお出かけしましょう」と誓い合って、さよならいたしました。