(社)全国脊髄損傷者連合会 山形県支部創立40周年 記念式典・祝賀会 シンポジウム報告
(社)全国脊髄損傷者連合会 山形県支部創立40周年記念式典・祝賀会が、平成25年9月6日(土) 山形国際ホテルにて開催されました。
中島幸生副支部長の開会のことばの後、黙祷、小林光雄支部長より主催者挨拶がありました。
中島幸生副支部長
小林光雄支部長
感謝状贈呈では、本部理事長感謝状が佐藤 清さん(賛助会員)、羽角健二さん(会員)に、支部長感謝状が荒井正利さん、後藤定子さん、矢口富夫さん(36年)、高橋喜代司さん、長岡 榮さん(25年)、後藤清五郎さん、加藤忠孝さん(20年)、中川忠志さん(15年)、伊藤たみ子さん、後藤 修、山田沙樹さん(10年)に贈られました。
来賓祝辞では、(社)全国脊髄損傷者連合会副理事長 大濱 眞氏、山形県知事 吉村美栄子氏(代理 山形県健康福祉部長 大泉享子氏)、山形市長 市川昭男氏、衆議院議員 阿部 寿一氏、参議院議員 大沼みずほ氏より祝辞を頂きました。
大濱 眞氏
阿部寿一氏
大沼みずほ氏
特に、阿部寿一氏のみんな車いすになる前は歩いていたときがあるというお話が印象に残りました。
矢口眞澄さんの閉会のことばで記念式は終わりました。
矢口眞澄さん
続いて、山形県身体障害者福祉協会 経営顧問の岡田久一氏より乾杯の挨拶を頂き、祝賀会が始まりました。祝宴の中のアトラクションで、車椅子ダンス(りんりん車椅子ダンスクラブ)、支部会員による歌謡ショー(甑岳清美さん)、全国総会山形大会及び震災関連ビデオ放映がありました。
岡田久一氏
次の日9月7日(土)には、山形テルサにて、シンポジウム 再生医療の今「一歩先の未来へ」が行われました。
午前中、「脊髄再生研究の展望」岡野栄之(慶應義塾大学医学部教授)、「肝細胞増殖因子による筋萎縮性側素硬化症および脊髄損傷に対する再生医療の開発」青木正志(東北大学大学院教授)の2つの講演があり、午後から「神経再生医療におけるリハビリテーション」田島文博(和歌山県立医科大学教授)の講演がありました。その後3人の講師によるパネルディスカッションがありました。
岡野栄之教授からは、iPS細胞の特性についてやiPS細胞による脊髄再生医療の展望についてありました。青木正志教授の講演からは、筋萎縮性側素硬化症(ALS)の治療薬を大学から初めて作りたいということやALSの治療薬が脊髄損傷にも有効であり、臨床試験がALSの後に始めようとしているということがありました。
青木正志教授からは、リハビリの大切がありました。
左から、田島文博教授、岡野栄之教授、青木正志教授
シンポジウムでは、大濱 眞氏が司会で突っ込んだ質問をし、脊髄損傷治療の見通しがわかりましたが、慢性の完全損傷の治療が始まるまではまだまだ時間がかかりそうという印象を持ちました。
脊損会からは,私と近藤敏明実行委員長が質問しました。
シンポジウムの後、贈呈式で山形県支部より日本せきずい基金(大濱 眞氏)に寄付をしました。