全国脊髄損傷者連合会 山形県支部 脊損山形

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仲間とのつながりを広げて、深めよう~ in 置賜地区の集い

押切圭子

 10月20日 日曜日。まさに天高く馬肥ゆる秋の日に今年度の置賜の集いを開催しました。会場は例年通り、長井市のタスパークホテル「シャロア」です。
 参加者は地区メンバーの池田雄一さん、大滝ヤスさんご夫妻、押切圭子。支部から小林光雄支部長と吉田七百子さんにおいでいただきました。そして今回は、会員数の伸び悩みに陥っている置賜地区に新たな会員が加わりました。米沢市のお住まいの坂本さん、鈴木さんとそのご家族・介助者を含め、総勢12名の食事会となりました。

 ちょうど一週間前に、頚損部の勉強会で障害者支援法について学んでおり、話題は『移動支援』についてや『訪問リハビリ』など、地域や家庭でいかに自立を図るか・・・が中心となったようです。また、京都大学の山中伸弥教授のノーベル生理学・医学賞の受賞を受けて、再生医療のさらなる飛躍を期待する声も上がりました。
 脊髄損傷者の方と出会い、仲間入りをしていただくことの難しさについても話されました。そもそも置賜地区には脊損者がいないのでは…??と疑いたくなるくらい、地域内ではめったに会うことはありません。個人情報のガードが厳しすぎるせいもあるでしょう。あるいは、リハビリが完全でないままに自宅で閉じこもっているケースも否定できません。通信環境が整った現代は、様々な情報をネット上で得ることができます。けれども、同じ悩みを持つ仲間と目と目を合わせて触れあえるまたとない機会を多くの方たちと共有したいものです。そうすることで、男性・女性ならでは、地域ならではの問題点もお互いに解決できるに違いありません。

 ひとしきり会話を楽しんだ後は、会場を移してスポーツ吹き矢の体験をしました。昨年体得したメンバーはお手のものといった感じで的を射抜き、初めての方も小林支部長の手ほどきのもと、スパスパ矢を放っていました。やはり何と言っても呼吸の仕方ひとつで結果に差が出るんですね。年々減少する肺活量との戦いでもあります・・・・。
 今回は、坂本さんのお嬢さん(小学生と中学生)も参加され、平均年齢がぐっと下がった集いでした。家族に頼らずに!!といった風潮の昨今、家族ぐるみのお付き合いもいいものだなと感じながら解散となりました。おつかれさまでしたヽ(^o^)丿