全国脊髄損傷者連合会 山形県支部 脊損山形

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絶景を見下ろし、人生を語るin置賜の集い

押切圭子

 数日前までの悪天候がウソのような上天気の11月27日の日曜日、置賜の集いを行いました。
 会場は昨年に引き続き、長井市のTASパークホテルですが、今回はしっとりと和食で…ということで最上階(9階)にある『日本料理 井井殿(せいせいでん)』での昼食会です。
 地元で唯一のランドマークタワー(?)からは、長井市全体を見下ろし、冠雪の朝日連峰が眼前にたたずむ、その美しい景観を堪能できます。
 ここに集いしメンバーは置賜地区会員の池田雄一さん、大滝ヤスさん、押切圭子の3人と、はるばる鶴岡から小林光雄支部長、東根から吉田七百子さん、後藤定子さん、そして毎度この会には欠くことのできない、大滝さんのご主人の合計7名でした。
 お互いの再会を喜ぶ一同は積もる話で持ちきりです。スクランブル交差のごとく話題が飛び交い、誰からともなく悩みごとが発言されたかと思えば経験者が即答を返す…という充実ぶり!加齢に伴う体型や体調の変化についても思うところは共通で諸先輩方のご意見はとても参考になりました。また、皆さんがこれまで力強く生きてこられた人生訓にはことさら唸らされました。車いすユーザー同士ならではの会話って有能な書物ですら得られない高価値のあるものですね。

 味わいのある食事でひとしきり満足したところで、会場を移してスポーツ吹き矢の体験を行いました。今度は晩秋の東山と最上川を望むその名も『眺望ルーム』。パノラマ眺望の窓から見る景色は紅葉も終わり、少し寂しげ…。でも川面にはたくさんの白鳥が羽を休めていて、ふっと心が温かくなる思いでした。さて、吹き矢については、小林支部長から一連の動作をレクチャーされ、目からうろこの面白さを体感しました。呼吸一つに結果が左右される、まさに精神スポーツです。自律神経が整っていくのがじんわりとわかる気がしました。力もいらず、負担も無いため熟女パワーの見せどころでもありました。皆さん、当たる、当たる!!吹き矢を続けていれば次回までにすっきり痩せていることでしょうね、池田さん。大滝さんのご主人にはセッティングやら後片付けまでお世話になり、ありがとうございました。新たな楽しさを教えて下さった支部長に感謝いたします。
 共に過ごすひと時はあっという間に過ぎゆき、次回は桜の季節にね~と約束して名残惜しくお別れをしました。