全国脊髄損傷者連合会 山形県支部 脊損山形

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鶴岡市立羽黒中学校1年

 2月25日(金)、鶴岡市立羽黒中学校1年生(92名)を対象に福祉学習をしてきました。

 当日は午後からの2校時を使い、前段の1校時は講話、2校時目で障害者等の疑似体験が行なわれ、生徒たちにとってはいい体験となり、刺激になったと思います。

 後日、学年通信が送られてきましたので、その中で3人の感想文を添付します。
 (小林光雄 記)

1組 碓氷千尋
 私は講話を聞いて、障害を持って生活することがどれほど大変なことかを知りました。ちょっとした事故で一生が変わってしまうことも知りましたが、それでも一生懸命に生活して、自分と同じように障害のある人達のためにボランティアなどを頑張っていることを知りました。やっぱりお互いに生活していける世の中になって欲しいと思いました。福祉体験では「視覚障害体験」をしましたが、思っていた以上に大変でつらかったです。今の私は、少し目が悪くてすごく大変だと思っていましたが、本当に見えないとなるとどうしていいかわからないほど大変でした。人や物などにぶつかったりするのが恐かったし、人の顔や風景などが見えないのが不安でした。困っている人がいたら、自分から声をかけて助けてあげようと思いました。

2組 斎藤沙映
 福祉体験をして、障害を持っている人はすごく大変だなあとあらためて思いました。小林さんのお話を聞いて「共生」と言う言葉が心に残りました。障害のある人もない人も一緒の仲間として支え合って生きていくということも伝わりました。「福祉」という言葉も「みんなが幸せになる」という意味があるんだなと思いました。視覚障害体験では、目が見えなくなったとたん、どこにいるかわからなくなってしまいました。支えてくれる人がいなければとても不安になるなと思いました。今日の体験やお話を聞いて、初めてわかったことや、大変さが伝わってきました。学んだことをこれからに生かしていきたいと思います。

3組 加藤 舞
 私は、今回の福祉学習で様々なことを学びました。講演では、車いすが段差などで不便なだけではなく、下半身のマヒが原因で尿意や下半身の状態がわからずに病気になってしまうこともあるということも知りました。また、車いすのための設備も様々な工夫が施されていて、それだけに普通の家や建物には、普段気がつかない小さな障害があることを知りました。「不便と不幸は違う」という言葉を頭に入れて、「同情ではなく「思いやる心」で障害者の手助けが出来たらいいと思いました。聴覚障害体験では、耳が聞こえないと話すことも難しいので人の輪の中にはいることが困難になってしまうと感じました。しかし、筆談など簡単な方法をとるだけでコミュニケーションはとれるんだなとわかりました。今日は良い体験をすること出来て良かったです。