全国脊髄損傷者連合会 山形県支部 脊損山形

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《(社)全脊連第6回総会千葉県大会》参加報告

 6月14日(土曜日)代表者会議出席の為、宇都宮付近を走行中、吉田さんより『大規模な地震が発生し、新幹線がストップしいつ出発出来るか分らないので代表者会議には一人で出席して欲しい』由の電話が入り、慌ててラジオを付けた。
 地震は岩手県と宮城県の山間部を震源とした大規模なもので、黄色のヤッケを着た多くのボランティアさんのいる千葉の会場に着いて聞いたらホテルでも揺れを感じたとの事、岩手や宮城の会員さんに被害がないことを願い代表者会議に臨みました。



 会議は市川専務理事の進行で石井支部長と妻屋理事長の挨拶から始まり、議案書の内容に添って議事に入りました。  山形大会からの懸案事項である《定款の改定》については本部提案に賛成支部が多く総会でのスムーズな進行が予感させられました。
 会議の最後に『本部事業に駐車場関係が謳われていませんが、山形県で行っている青色塗装活動や利用証制度がまだ進んでいない県については、是非進めてくれるようお願し、併せて資料の必要な方は連絡頂ければお送りします』と発言し終了しました。
 地震の影響を受け、代表者会議に出席出来なかった吉田支部長と高橋事務局長は夜9時過ぎにホテルに到着しました。
 翌15日(日曜日)の式典に山形県支部から吉田支部長、小林副支部長、高橋事務局長、会田敏行さんの4人と付き添い2人の6人が出席しました。
 10時から開会宣言で始まり、黙祷、挨拶、感謝状贈呈、来賓祝辞紹介、祝電披露と続きました。
 来賓には堂本暁子千葉県知事を始め、山形大会にも来られた連合会顧問の桝屋敬悟衆議院議員その他代理出席も含め多くの方々は出席されておりました。



式典終了後、『障害のある人もない人も共に暮らしやすいまちづくりを目指すには』をテーマに《障害者にやさしいまちづくりシンポジウム》が行われました。
 障害者権利条約が2006年12月に国連で採択され、2007年9月には高村外相が署名し、今年5月批准国が20ケ国に達したので正式に発効しましたが日本はまだ批准していません。
 そんな中での千葉県の取り組みは、我々障害者にとって大変うらやましいものでした。



 条例制定にこぎつけるまでは、知事さん始めシンポジストで『千葉県障害者差別をなくするための研究会の座長を務められた【野沢和弘さん】など多くの方々の苦労があったそうですが、必ずや花が咲くことを信じ、その種が全国に広がる事を期待させるシンポジウムでした。

 昼食と休憩を挟んで午後からは連合会総会が開かれました。
 議長に開催県の石井支部長、副議長に次年度開催の大阪の辻支部長さんが選ばれ進行しましたが、特に大きな問題もなく上程された議案全てが承認されました。
 総会はどんな質問をしてもかまわない訳ですが、限られた時間で適切な質問であるべきと思いますが、ふさわしくない質問や関係ない話を長々としゃべったことで、予定された時間がオーバーし、山形県や山形県支部の駐車場に対する取り組みや報告、各支部へのお願いが出来なかったことが残念です。(山形県で発行した利用証制度のチラシは出席支部に一部づつ配布しました)

 大会全日程終了後、同じ会場で交流懇親会が賑やかな太鼓演奏で幕開けし、おどけたお面踊りや、若いゲスト歌手二人による歌などで盛り上がり楽しい時を過しました。