全国脊髄損傷者連合会 山形県支部 脊損山形

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(社)全国脊髄損傷者連合会 山形県支部設立40周年事業

シンポジウム (一般公開)

『一歩先の未来へ』 再生医療の今!
副題 《再生医療の現状と課題》

受付  9:30~

《シンポジウム》

テーマ『一歩先の未来へ』 再生医療の今!
副題 《再生医療の現状と課題》

1 目的

 今健康に生活している人でも何時病気や怪我で障害者にならないとも限りません。当団体の会員の多くは脊髄損傷者で、いつかは治る日、歩ける日が来ることを願っていて、再生医療に対する関心を常に持っています。しかし近年再生医療への関心は脳梗塞や難病に犯された方々は勿論ですがOT,PT,MSW等の病院関係者、障害者施設関係者など幅広く注視、関心を持たれていることが解りました。
 そこで、昨年再生医療に深く関係した研究でノーベル賞を受賞した山中教授と共同研究され紫綬褒章も受賞されている慶応大学の岡野教授をメーンに3名の先生方をお迎えし現状と今後についてのシンポジウムを行うものです。

2 効果

 山中教授がノーベル賞を貰った事で再生医療は国家プロジェクトとして大きく進んでいます。この研究は脊損のみならずアルツハイマー、痴呆症等の脳障害は勿論、パーキンソン病等神経系の病気や体本体、目、耳、鼻、臓器等体のあらゆる箇所などに対する世界中の医学者が研究を重ねています。その中でも今回日本を代表する3名の先生を地方にお呼びし、お話を聞ける事は大変意義深いことと思いますし、今後この研究から益々目が離せないほど急激に進歩する可能性があります。
 このため、(社)全国脊髄損傷者連合会山形県支部設立40周年事業として、障害や難病を抱えている当事者、病院関係者、障害者施設関係者の幅広い関係者のほか、一般県民も対象とした再生医療に関するシンポジウムを開催し、再生医療に関する最新の情報を得るとともに、障害や難病に関する理解を深めることを目的とします。

3 開催日 平成25年9月7日(土)

4 場 所 山形テルサ (〒990-0828 山形市双葉町1-2-3 )

5 主 催 全国脊髄損傷者連合会山形県支部

6 共催等 

  1. 共催・協賛 意見広告提供会社
  2. 協力 NPO法人日本せきずい基金
  3. 後援 山形県、市長会、町村会、山形県理学療法士会、山形県作業療   法士会、山形県医療ソーシャルワーカー(MSW)協会、マスコミ各社
7 対象者
  1. 一般 山形県理学療法士会、山形県作業療法士会、山形県身体障害者福祉施設協議会、山形県医療ソーシャルワーカー(MSW)協会のほか、一般県民の参加希望者
  2. 当事者 支部会員、県外全脊連会員、難病連等

8 参加者 350名(予定)

9 参加費 一般、当事者1,000円(資料代) 支部会員無料

10 内 容 再生医療に関する講演会及びシンポジウム

プログラム

(1) 講演 3名

岡野 栄之 氏(慶応義塾大学教授)   10:15~11:30
http://www.med.keio.ac.jp/rdb/gcoe-stemcell/view.php?i=15

青木 正志 氏(東北大学教授)     12:30~13:30
http://www.bsc.tohoku.ac.jp/contents/c2_32/c2_32_aoki_m.html

田島 文博 氏(和歌山県立医科大学教授)13:30~14:30
http://researchmap.jp/read0100650/

(2) シンポジウム(パネルデスカッション)   14:40~16:00

シンポジスト3名(講師)
司会 大濱 眞 氏(日本せきずい基金理事長)
アシスタント1名(介助兼務)
代表質問(脊損者、難聴者、PT,OT,各1名)

11 講師の略歴等

○ 岡野栄之(ひでゆき)(慶応義塾大学教授)

【経歴】

昭和58年
慶應義塾大学医学部卒業、
慶應義塾大学医学部生理学教室助手
昭和60年 大阪大学蛋白質研究所助手
平成元年 米国ジョンス・ホプキンス大学
医学部生物化学教室研究員
平成4年 東京大学医科学研究所化学研究部
(御子柴克彦教授)助手
平成6年 筑波大学基礎医学系分子神経生物学教授
平成9年 大阪大学医学部神経機能解剖学研究部教授
平成13年 慶應義塾大学医学部生理学教室教授~現在に至る
平成15年 21世紀型COEプログラム「幹細胞医学と免疫学の基礎-臨床一体型拠点」拠点リーダー
平成19年 慶應義塾大学大学院医学研究科委員長
平成20年 グローバルCOEプログラム「幹細胞医学のための教育研究拠点」拠点リーダー

【主な受賞歴】

平成13年 ブレインサイエンス振興財団より、塚原仲晃賞受賞
平成16年 東京テクノフォーラム21より、ゴールドメダル賞受賞
平成16年 日本医師会より、日本医師会医学賞受賞
平成16年 イタリアCatania大学より、Distinguished Scientists Award受賞
平成18年 文部科学省より 「幹細胞システムに基づく中枢神経系の発生・再生研究」文部科学大臣表彰(科学技術賞)
平成19年 STEM CELLS(AlphaMed Press)より、STEM CELLS Lead Reviewer Award受賞
平成20年
井上科学振興財団より井上学術賞
平成21年 紫綬褒章受章「神経科学」

主な研究領域は、分子神経生物学, 発生生物学, 再生医学。脊髄損傷をはじめとする中枢神経系の疾患や損傷の治療法開発をめざし、ヒトiPS細胞を用いて脊髄損傷の動物の機能回復を確かめる段階まで研究を進めている。

 

○ 青木正志(東北大学教授)

【経歴】

平成2年
東北大学医学部医学科卒業、医学博士
平成6年 東北大学医学部附属病院神経内科(糸山泰人教授)医員
平成8年 米国ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院
神経内科 研究員、教官
平成10年 東北大学医学部神経内科助手
平成19年 同講師
平成23年2月 東北大学大学院医学系研究科神経内科教授
平成24年4月 東北大学病院病院長特別補佐(研究担当)
東北大学病院臨床試験推進センター 副センター長

【主な受賞暦】

平成21年度 東北大学医学部奨学賞(金賞)、坂田賞

専門は神経内科臨床医として日々接している難治性神経疾患、なかでもALSに対する根本的治療法の開発とその臨床応用を最大の目標としている。

 

○ 田島文博(和歌山県立医科大学教授)

【経歴】

平成2年
産業医科大学医学部大学院医学研究科卒、
リハビリテーション医学講座助手
平成4年 ニューヨーク州立大学バッファロー校
リハビリテーション医学Assistant professor
平成6年 産業医科大学医学部リハビリテーション医学講師
平成12年 浜松医科大学医学部助教授
平成17年 和歌山県立医科大学医学部教授

【主な受賞暦】

平成4年 Buswell fellowship(ニューヨーク州特別奨学賞)
平成17年 緒方賞(障害者スポーツ研究に関して)

日本リハビリテーション科専門医、研究分野は高齢者、脳血管障害、脊髄損傷のリハビリテーション
運動生理学、物理療法、障害者の病態生理、自律神経を研究し、特に障害者スポーツ振興に努力。

 

○ 大濱 眞(特定非営利活動法人日本せきずい基金理事長)

【略歴】

横浜市立大学商学部経済学科卒後、日本石油((株))入社
会社の公式戦でラグビーにて受傷 頸損C4(完全四肢麻痺)
平成7年
社団法人 全国脊髄損傷者連合会 役員
平成9年 NPO日本せきずい基金※理事長
※ 脊髄損傷に関する人道的・社会的活動を行っている特定非営利活動法人。平成11年設立
平成16年 社団法人 全国脊髄損傷者連合会 副理事長
平成22年 年内閣府「障がい者制度改革推進会議」委員
平成24年 内閣府「障害者政策委員会」委員
平成25年 厚生労働省 「社会保障審議会障害者部会」委員
厚生労働省 「障害者の地域生活の推進に関する検討会」委員